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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第1章 ~呼び出しの屋上~

あれ?

もしかして、僕と梶君って萌えジャンル似てる?

そんなことを考えてると、梶君とふと目が合った。

「なッ…///」

「あっ、ヤバっ…。」

僕は、咄嗟にその場から離れてレジに向かい、会計を済ませてアメニイトを出た。

◇日向家2階・歩の部屋◇

その日の夜、ベッドの上でアメニイトで買ってたBL漫画を、うつ伏せになりながら読んでいる。

「フヘヘヘヘヘ(笑)」

あぁ、やっぱりBL本を読んでたら癒されるなぁ~。

「えっ、嘘っ!?
やっ、ちょっ、ヤバい、めちゃ萌える~♪」

興奮しながら、ベッドのシーツをバンバン叩く。

「兄さん」

「……。」

いつの間にか部屋に入って来ていた、弟の存在には全然気付かなかった。

しかも、若干引いてないか?

「真(まこと)、部屋に入る時はノックぐらいしてよ」

「何度もしたし、声をかけたよ
兄さんが、BL本に夢中になってるから悪いんだよ」

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