
好きにさせてはいけない
第1章 はじまりはあの日
本社での研修を終え、店舗に今日から配属される。
初めての経験なので、とても緊張する。
正直、女ばかりの職場は初めてなので
虐められるのではないか、という不安もよぎる。
しかしその時はその時だ。
虐めにでもあったら
ばっくれてやろう、と思っていた。
「あれ、もしかして、新人のゆいなちゃん?」
お店から可愛らしい格好と顔立ちをした人が出てくる。
「あっ、はい、そうですっ!今日から、よろしくお願いします…!」
わたしは緊張しながら
その可愛らしい女の人に挨拶をする。
「わ〜!わたしの名前は「はるか」!よろしくね。」
「はるか」さん。
まだ分からないけど、とても良い人そう。よかった。
