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嵐しょーせつ。Part2

第29章 友〜tomo〜


「ほら、たてよ!笑」

雅「すみません、、、ごめんなさい、、、」

「はぁ?聞こえねーな!」

、、、怖い、、泣

いつまで続くんだろう。


「今日のところはこれぐらいにしてやるよ。」

最終的に俺の財布から1万ぐらい抜いて帰って行った。

あーあ、、、今月も金欠だ、、、泣


雅「ただいまー。」


、、、、

誰もいないのか、、、


部屋に行こう。


部屋に入ると、すぐ見える場所には、、、
俺の宝物が飾ってある。

雅「、、、みんなぁ〜泣」

写真立てに入ってるのは、幼なじみとの5ショット。物心がついた時から常に一緒にいた5人。

でも、、、
4人は、転勤で地方や海外へ行ってしまい、離れてしまった。
俺んちは、自営業で中華屋やってるから今もこの街にいる。

そして、腕から外したブレスレットをその宝物の場所に戻した。

これは、離れ離れになっちゃう時、、、
5人で一生懸命作って交換したもの。
これは、和也が作ってくれたヤツ。

俺が作ったやつは、、、翔に渡した。
今もちゃんと持ってるのかな?

、、、、ってか、俺しか持ってないよな、、、
もうみんな捨ててるかもしれない。

でも、俺にとってはこれが生きがいっていうか
いつも一緒にいるような気がするんだ、、、


夜になるころ、母さんからメールがきて、、、
冷蔵庫にある作りおきのやつを弟のユースケと食べた。

「にいちゃん。わからないところがあるから教えて?」

雅「うん、いいよ。」

弟がわからないところを教えたりすることが多い。

まぁ、中学生だからね。わからないよな、、、

「わぁ!ありがとう!!あのね!前兄ちゃんが教えてくれたところテストで出て、90点もとれたの!!」

雅「おぉ、すごいね笑やれば出来るんだよ。ユースケは。」

「うん!俺、頑張って兄ちゃんと同じ高校行く!」

俺に似たその眩しい太陽のような笑顔。
ユースケは、本当にいい弟だ。
俺を必要としてくれているから、、、


でも、本当は、、、

4人に会いたい、、、、、、

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