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嵐しょーせつ。Part2

第59章 離さない


「高校卒業したら、お前は結婚してもらうから。」

雅「、、え、、、」

それはあまりにも突然のことだった、、、

俺の家は、代々受け継がれている中華料理屋。

高校卒業と共に家を継がなきゃいけない。
でも、それをするには結婚もしなきゃいけない。

雅「、、、俺、付き合ってる人がいるんです。」

「おぉ、その人にはもう話しておいたよ。」

、、、え、、
父さん知ってたの?

だって、俺が付き合ってるいる相手は男。

幼馴染で、お互い好きで付き合っていた和也。


俺は速攻メールして

『今日会えない?』

すぐ返信が来た。

『うん、今から?』

『うん、じゃあいつもの公園で。』

確かめなきゃ。


和「雅紀。」

雅「ねぇ、父さんから聞いたの?」

和「うん、、」

雅「、、、俺、別れる気ないからね。好きでもない相手と結婚したくない。和也と一緒にいたい。」

和「幼馴染なんだから一緒に居られるだろ?別に付き合ってなくても。」

雅「、、、和也は俺が違う人と結婚してもいいの?」

和「仕方がないよね。男同士は世間的にも許されないんだし、それが当たり前なんだから。」

雅「、、、、」

和「、、、もう別れよ?普通の幼馴染に戻ろうよ。」

雅「え、、、」

和「それが雅紀のため。俺は後ろに引くしかない。」

雅「和也は、何とも思わないんだね。」

もう、何もかも嫌でその場を離れたかった。

さよなら、和也。

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