
嵐しょーせつ。Part2
第75章 Their smile
あれから、俺は無事に手術が出来て
今は、安静中だ、、、
「ユー、安心したよ。」
雅「社長。俺、戻れるんでしょうか。」
正直なところ不安だった。
1週間後、ハワイで予定されていたイベントがある。それに出れなかったらもう俺は嵐としてのメンバーではなくなる。
「ユーは、安静にしてなさい。僕たちがなんとかするから、」
ジャニーさんは、また出直すと言って病室を後に。
あれから風間や斗真、タッキーに色んな人たちがお見舞いに来てくれた。
でも、メンバーは顔を出してくれなかった。
(このまま、俺は嵐として無理なんだろうな、、、)
(ハワイに行きたかった、、、)
それから毎日毎日考えて悩んで眠れない日々を送っていた。
他の誰かいなかったら泣いたりもした。
俺はあまり人前で泣くことは好きじゃない。
泣くなら誰もいない場所でひたすら泣く。
メンバーの前ではとにかく笑っていたい。
(はぁ、、、今日も眠れない。)
(このまま、、、終わっちゃうんだろうか、、、)
また悔しい気持ちがみるみる出て来て涙が出そうなそのとき、、、
ピロリン〜〜♪
(、、ん、、、に、、の、、?)
『病室のベランダに出て。』
(え、、、どういうことだろう?)
俺はその指示に従って、横になっていたからか随分重たくなった身体を起こし、ベランダへ出た。
『出たよ。』
すぐ既読がついて、、、
『相葉君にサプライズっ!』
その返信がくると同時に、
目の前がパッと明るくなった。
