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嵐しょーせつ。Part2

第84章 新しい世界


ある日のこと、、、

雅「いや!離して!!」

「うるさいっ!黙れ!!」

俺がまだ10歳の頃、、、
公園で1人遊んでいた時知らないお兄さんたちが俺を無理やり連れて誘拐された。

連れてこられた場所は古びた家の地下だった。

「ここでおとなしくしてろ。じゃあな笑笑」

雅「いや!ここから出して!お願い!」

そんな声も聞こえていなかった。

暗〜いこの部屋。

ドアノブをガチャガチャとしても開かない。

雅「誰かいないの?お願い!ここから出して!!」

?「、、、叫んでも出してくれないよ。」

(え、、、だれ、、)

暗いこの部屋に声が聞こえ、そーっと近づいてみると、、、
1人やせ細った俺と同じくらいの男の子が膝を抱えて怯えた顔で俺の顔を見ていた。

雅「、、、誰?」

?「、、和也、、」

雅「和也くん、、、いくつ?」

和「9歳。誰?」

雅「俺、雅紀。10歳。」

和「雅紀くん、、?」

これが和との出会い。

和も同じように誘拐され、俺が来た時にはもう半年以上経っていた。

ご飯もろくに食べれなくて、お互い怖い思いをしてるからこそ、寄り添うように過ごしていた。


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