
嵐しょーせつ。Part2
第98章 カナシミ
それからしばらくして、、、
施設長から電話があった。
『雅紀くん?』
雅「うん、どうしたの?」
『あのね、落ち着いて聞いてね?さっき、雅紀くんのお父さんとお兄さんと名乗る人たちから電話が来たの。それで、雅紀くんの連絡先を聞いて来たの』
まさかのパパとお兄ちゃんが連絡をよこして来た。
雅「うん、、」
『雅紀くんが嫌だったら連絡先教えないわ。どーする?会う?』
まぁ、あの時何も顔を見ず、帰って来てしまったし、、、あの時の恐怖が蘇ってくるけど、、、
ちゃんと話したい気持ちもある。
雅「うん、、、会いたい、、」
『そう、じゃあ連絡先教えておくわね?』
電話を切り、リビングへ。
和「どーしたの?雅紀」
雅「パパとお兄ちゃんが施設に連絡をよこしてきたみたい。」
潤「え、、、」
雅「あっちが俺に会いたがってるみたい。俺もね、自分の中でスッキリしたいから会ってくる。」
和「、、、、もう、帰ってこないの?」
雅「え?」
和「解決したらもう俺たちの隣に帰ってこないの?」
和は泣いていた。よく見ると潤も、翔も智もみんな泣いていた。
雅「んふふっ^_^まさかー笑笑俺の帰る場所はここしかないんだよ?俺の方こそ、みんなと一緒に過ごしたいんだから。居なくなったりしないよ^_^」
和「本当に?」
雅「うん^_^」
和「よかったー泣」
和は、俺に抱きついてきた。
胸で泣いている和を優しく包み込んで、、
雅「大丈夫だから、、、ありがとう。みんな。」
