
嵐しょーせつ。Part2
第98章 カナシミ
雅「本当に心から謝ってるのなら、もうこれ以上俺を苦しめないでよ。俺の家族はパパとお兄ちゃんしか居ないんだから。頼むよ。」
「雅紀、、、」
雅「ふぅ〜〜もうこの話は終わりっ!ねぇ!俺ね、今デザインの仕事してるの^_^」
この話してるだけでどんどん俺も辛くなってくるし、2人も思い出したくないだろうから終わりにし、俺は近況を話し始めた。
「そうなのか。」
雅「ほら、えーっと、嵐山ショッピングモールの宣伝広告とか都営バスのデザインとか。」
「え?あれ、お前がデザインしたのか?」
雅「うん^_^まぁね^_^知ってる?お兄ちゃん。」
「うん、よく目にしていたから。あれ雅紀が考えたんだ。」
俺は、今まで何があったのか全て話して、、、
雅「俺、今ねシェアハウスしてるの。その施設で知り合った4人と。」
「そうか。今度、遊びに行ってもいいか?」
雅「うん!もちろん!4人と会ってほしい^_^」
今度遊びに来てくれる約束をし、今日は解散。
雅「ただいまー。」
靴を脱いだと同時に、和が俺に突進する勢いで抱きしめて来た。
雅「わぁ!なに?どうしたの?」
和「ぐすっ泣」
雅「なんで、泣いてるのー?」
よく、わからない状態でいると、奥から翔たちが出て来た。
翔「ったく、遅いよ。和がどんだけ心配してたか。」
雅「え?そーなの?」
和は未だ俺の胸で泣いていた。
雅「ごめんね?和。ちょっと遅くなっちゃった」
