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嵐しょーせつ。Part2

第99章 1人じゃない。


「なんで、出来ないんだ!!」

雅「すみませんっ!!」

「俺が指導してやってんのに、何故お前はやらないんだ!!」

ドラマの撮影。
俺は、演技初心者っていうか苦手で、いつも上手くいかない。
24になってまで、嵐になって7年に経ったのに、、、怒られてばかり。

「あなた、あんな演技で務まるの?」

雅「母さんまで、、、」

「あなたのために言ってるのよ?迷惑かけたらダメでしょ。」

雅「わかってるよ、、、」

実家に帰るたび、母さんに言われる。

1番わかってんのは、俺なんだよ。自分が出来てないことぐらいわかるっての。

演技の仕事がやっと俺のところに来たと思えば怒られ、いつも落ち込んで、、、

和「、、相葉くん?大丈夫?」

雅「、、ん、あっ、うん^_^大丈夫大丈夫^_^」

潤「なんか上手くいかなかったことあったの?」

雅「んん!ないよ^_^大丈夫^_^」

メンバーまで心配されるようにもなってしまった。

俺が大丈夫って連発する時って、いつも追い込まれてる時だと俺もメンバーもわかってるはず。
でも、今はみんなの“相葉雅紀”でいないとダメなんだ。

さらに、、、

「相葉くん、、残念だが、今回のドラマは降りてほしいそうだ。」

雅「、、え、、、」

「相葉くんは何も悪くないよ。演技でちょっと躓いただけなんだ。だから、落ち込むこともないよ。俺も他の仕事探して持ってくるから。」

マネージャーから言われた時はもう、俺はこの世界は無理なんだって思った。

バラエティーばかり上手くなっても演技が下手じゃ、嵐として貢献できない。
悔しかった。とにかく悔しかった。

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