嵐しょーせつ。Part2
第112章 記憶
はぁ〜〜
?「、、、おい。」
雅「、、え、あ何?翔。」
翔「そんなデッカいため息ついてどうしたんだよ。」
雅「え?聞こえてた?」
翔「おう、ばっちり。」
同期の櫻井翔に笑われるほどのデッカいため息ついたのにはある事件があったんだ。
遡ること、昨日の夜
昨日は、仕事がひと段落して心も体もヘトヘト。
普段はちゃんと自炊して食べるんだけど、昨日は作る気もならなくて、コンビニでビールと弁当を買って帰った。
でも、その時コンビ二の前で男2人組にイジメられているか弱い男の子。
顔ははっきり見えないけど、まだ高校生ぐらいかな?
巻き込まれるのは面倒だし、知らないふりをして通り過ぎようとした。でも、、、俺の性格上放っておけるはずもなく、、、
雅「、、、おい。何してんの?」
「誰だよテメー。」
雅「こいつの連れ。お前らこそ誰だよ。」
「はぁ?こいつがぶつかってきたんだよ。謝りもしないから。」
雅「それでこんなことになってんだ。、、なぁキミ。」
そのか弱い男の子に話しかけると、体をビクッとさせた。
雅「謝りなよ。ちゃんと謝れば許してもらえるんだから。」
?「、、、」
でも、その子は黙ったまま。
雅「はぁ、、、もう許してやって?だいぶやられてるし、」
「、、、わかったよ。」
そいつらはコンビ二の中へ消えていった。