
浮気性のカノジョ
第4章 ラブレター
「…なにこれ?」
「どうしたの、舞夏?」
「なんか、封筒入ってる……」
放課後、帰ろうと思って下駄箱を開くと入っていた白い封筒がちょこんと靴の上に乗っていた。赤い洋風のシールで封がされていて中身はわからないが、手紙だと思った。
「もしかして、ラブレター!?」
「もう、雪~!そんなわけないでしょ!」
「わかんないよ~?ほら、早く開けなくちゃ!」
「う、うん…」
シールをできるだけ破らないようにしながら、封を開ける。少し緊張しながら中身を取り出すと、案の定手紙が出てきた。カッターの歯とか入ってなくてよかった。いじめは嫌だしね。
「お、なんて書いてあるの?」
「えーと、『放課後、屋上で待っています。』だって」
「なにこれ、差出人不明?」
「うん、そうみたいだね…」
行ってみようかな。待ってるのに来ないと差出人不明でも怒られそうだしなあ。
「行ってきなよ。あ、待っとこうか?」
「ううん、帰ってて大丈夫だよ、ありがとう。行ってくるね」
一体、誰からなんだろう。そう思いながら、足を進めた。
「どうしたの、舞夏?」
「なんか、封筒入ってる……」
放課後、帰ろうと思って下駄箱を開くと入っていた白い封筒がちょこんと靴の上に乗っていた。赤い洋風のシールで封がされていて中身はわからないが、手紙だと思った。
「もしかして、ラブレター!?」
「もう、雪~!そんなわけないでしょ!」
「わかんないよ~?ほら、早く開けなくちゃ!」
「う、うん…」
シールをできるだけ破らないようにしながら、封を開ける。少し緊張しながら中身を取り出すと、案の定手紙が出てきた。カッターの歯とか入ってなくてよかった。いじめは嫌だしね。
「お、なんて書いてあるの?」
「えーと、『放課後、屋上で待っています。』だって」
「なにこれ、差出人不明?」
「うん、そうみたいだね…」
行ってみようかな。待ってるのに来ないと差出人不明でも怒られそうだしなあ。
「行ってきなよ。あ、待っとこうか?」
「ううん、帰ってて大丈夫だよ、ありがとう。行ってくるね」
一体、誰からなんだろう。そう思いながら、足を進めた。
