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浮気性のカノジョ

第4章 ラブレター

「悩んでるの?」

「時間、あんまりないし……」

援交する時間だっている。料理や洗濯なんてものの家事もしなくちゃいけない。どうしたらいいんだろう。でも、でも。私がはいと言わなければ学校中にばらまかれて終わりだろう。悩んでいると男が口を開いた。

「別に週1でも月1でもいいんだよねぇ。ま、最低月1かな?というか、そんな悩める余裕あるんだったら、バラしちゃおっかな?」

「っ、……お願い、します」

「ん、連絡先おしえて?」

くっくっと喉を鳴らして楽しそうに笑うこの目の前の男に、心底殴りかかりたかった。人のことを利用してそんなに楽しいのか。…悔しい。

「じゃ、これからよろしく。舞夏ちゃん」

玩具を手に入れたかのように楽しそうに笑う顔が腹立たしい。ピロン、と鳴って表示された"早瀬 琉生"という文字に悔しさを募らせた。

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