
浮気性のカノジョ
第6章 彼との行為
ぞく、と蠢くように悪寒が背中を這う。
「目隠しするから」
有無を言わさぬ口調。きゅん、と少ししてしまった。あれ、私こんなにM気質だっけ。なんて考えながら、差し出された真っ黒なアイマスクを受け入れた。アイマスクを付ける前に彼の目を見ると、優しさなんて無い、冷たい目だった。
「っ、ひ、!?」
突然お腹をツゥ、と撫でられる。途端にビリビリと電流が走った。なんで、こんなに、感じるの。動揺して思わず、やだ、なんて言葉を口走ってしまった。
「目隠ししてるから、他の五感が敏感になってんだよ。人間の体ってすごいよねぇ~」
そんな、ふわふわした口調で言われても。怖い。やけに楽しそうな彼の声に狂気じみたものを感じた。何も見えない暗闇の中1人、手を伸ばしてみた。かぷ、とその指を甘噛みされて思わず指を引いた。
「敏感になってるでしょ、」
少しだけ、這って後ずさりしてみると、腰を引き寄せられて逃げられなくなった。逃げられない恐怖心が私に覆いかぶさる。
「ぁ、っん」
途端、首筋に彼の舌が這って、それだけでもぞくぞくして、胸がドキドキして、痛いくらいだった。彼の舌は徐々に体を撫でるように降りていく。お腹のへそ辺りにちゅ、っと口づけを落として、舌は離れた。ほっとしたのも、つかの間だった。
「目隠しするから」
有無を言わさぬ口調。きゅん、と少ししてしまった。あれ、私こんなにM気質だっけ。なんて考えながら、差し出された真っ黒なアイマスクを受け入れた。アイマスクを付ける前に彼の目を見ると、優しさなんて無い、冷たい目だった。
「っ、ひ、!?」
突然お腹をツゥ、と撫でられる。途端にビリビリと電流が走った。なんで、こんなに、感じるの。動揺して思わず、やだ、なんて言葉を口走ってしまった。
「目隠ししてるから、他の五感が敏感になってんだよ。人間の体ってすごいよねぇ~」
そんな、ふわふわした口調で言われても。怖い。やけに楽しそうな彼の声に狂気じみたものを感じた。何も見えない暗闇の中1人、手を伸ばしてみた。かぷ、とその指を甘噛みされて思わず指を引いた。
「敏感になってるでしょ、」
少しだけ、這って後ずさりしてみると、腰を引き寄せられて逃げられなくなった。逃げられない恐怖心が私に覆いかぶさる。
「ぁ、っん」
途端、首筋に彼の舌が這って、それだけでもぞくぞくして、胸がドキドキして、痛いくらいだった。彼の舌は徐々に体を撫でるように降りていく。お腹のへそ辺りにちゅ、っと口づけを落として、舌は離れた。ほっとしたのも、つかの間だった。
