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花音学園完結物語

第7章 ~好文の思いと珊瑚の告白~

光輝先輩に褒められたが、内心では悔しさでいっぱいだった。

同着に持ち込めたけど、勝ちたい気持ちの方が大きかったから。

「琥珀、お疲れ様」

「夏海さんもお疲れ様っす」

「珊瑚君、ありがとう」

「好文君もありがとう」

その後、僕達は予選大会に向けて部活終了時間まで、ひたすら特訓を続けた。

さらに翌日、ダリア高校との合同部活練習の日。

◇車の中◇

「初対面の人達がいっぱいで緊張します…。」

「琥珀、大丈夫かー?」

「珊瑚君達がいるから多分大丈夫…。」

僕達、花音学園水泳部はダリア高校との合同部活練習のため、波風先生が運転する車でダリア高校へ向かっている。

「琥珀君、そんなに緊張しなくても大丈夫だよ」

「そうだぞー
俺の兄ちゃんも、他のみんなも良い奴ばかりだからさ♪」

緊張する僕を、夏海先輩と好文先輩が慰めてくれた。

そうこう話してる内に、ダリア高校が見えてきた。

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