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第2章 新しい生活





妹の璃子が入学してきて、正直勘弁して欲しいとは思っている。


「ハルの妹、かわいいじゃん。」


今日でこの話は10回目。


女からされるのはまだいい。


かわいいや似てるで終わるから。


問題は男。


「ハルの妹、胸、大きいじゃん。紹介して。」


ってすぐ言う。


しかも、友達の亜矢子ちゃんの影響で、スカート短いし、かがんだら、カッターから谷間が見えそう。


俺はいい。


でも、ここの学校、変な男多いからなぁ…


璃子は騙されやすそうだし。


「いや、本当、1回でいいからやらせて。」


そう言う佐野拓海(さの たくみ)。


俺とは親友だけど、とにかく軽い。


1回だけの関係とかも気にしない。


ゆるくパーマをあてたコーヒー色の髪が、色っぽいと女からは絶大な人気だけど。


「胸あるし、天然っぽいし、ああ言うタイプは絶対エロいもん。」


ああ、エロいとも。


だから、お前には抱かしたくないんだって。

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