もっと♡
第4章 朝も昼も夜も
学校……遅刻しちゃった。
ハル君はエッチした後、動けなくなってしまった私の側にいてくれた。
服も着せてくれて、髪も直してくれた。
……優しいと思う。
ハル君は昔からそうだ。
どんなに意地悪を言っても、最後はいつも私を1人にしない。
「璃子、体調不良?大丈夫?」
3時間目から来た私に、亜矢子ちゃんが心配そうに、近付いてくる。
「う、うん。大丈夫。」
私は曖昧な返事しかできない。
朝、ハル君に触れられたおまんこは、まだじんじんと熱を帯びている。
でも、そんなこと亜矢子ちゃんに言えるわけがない。
「璃子、今日から部活だけど大丈夫?」
「大丈夫だよ。」
そっか……今日から部活でもハル君に会えるんだ。
「私ね、宮田先輩のマネージャーになったの。」
宮田先輩は、本名、宮田飛鳥先輩。今、3年生で副キャプテンをしている。
部内一の長身で、誰にでも優しい笑顔が子犬みたいな人だ。
「宮田先輩、優しいし、笑顔に癒されるし、私、先輩になら全てあげれるって思ってる。」
亜矢子ちゃんはそう言ってから、私の耳元に唇を近付けた。
「璃子も。佐野先輩との時間、楽しみだね。」
佐野先輩…私の担当の佐野拓海先輩のことだ。