もっと♡
第4章 朝も昼も夜も
座るとすぐに、拓海先輩は私の両肩をゆっくりと親指で押し始めた。
「ここ、凝りやすいからね。」
肩甲骨の辺りをギュッと押す。
「あっん……」
思わず体がびくっと反応する。
マッサージ、してもらってるだけなのに。
くすぐったいような感覚に襲われる。
「それから、ここも。」
拓海先輩は今度は鎖骨の下辺りを、両掌でギュッと押す。
「筋トレしてるから、この辺りの筋肉はよく使うんだよね。」
「は、はい……」
体操服とキャミソールしか着ていないので、拓海先輩の手の温もりが、伝わってくる。
指の感覚や力も真っ直ぐに。
「それからここもね。よくほぐしてあげて。」
えっ?
拓海先輩の手が私の胸の下辺りに触れ、上に揉み上げてきた。
「た、拓海先輩?」
「胸の辺りの筋肉は、シュートとかしてると、痛めやすいんだよね。」
「は、はい‼︎」
せ、先輩はマッサージの仕方を教えてくれてるんだよね。
私が不器用だから。
そう言い聞かせるけど……
「ぁんっ……っん…‼︎」
拓海先輩の手が円を描くように、おっぱいを揉み始めた瞬間、声が漏れ出て体がびくんと反応してしまった。