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第4章 朝も昼も夜も




「晩ご飯のあと、宿題見てやるよ。」



ソファーでぼんやりと夕方の情報番組を見ている璃子に言う。


キッチンでは、先程仕事から帰ってきた母親が晩ご飯の準備を始めている。


「受験の時、あんなに勉強見るの嫌がったのに?」


璃子は驚いたような顔をして俺を見る。


ようやく目があった。


「気が変わったの。それから……」


俺は璃子の耳に


「拓海としたこと、別に俺は気にしないから。これからも俺にも拓海にも抱かれろよ。」


と、囁いてやった。


璃子は頬を赤く染めて、小さく頷いた。

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