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第4章 朝も昼も夜も



ようやく全問正解だった。


所要した時間は2時間。


「これで課題は終わり?」


「うん。ハル君、ありがとう。」


璃子は満面の笑みを見せたわりには、よそよそしく椅子から立ち上がった。


「あ、明日も学校だし、もう寝ないとだよね。」


まだ気にしてるのか。


拓海とのこと。


「ちゃんと課題したんだから、俺からご褒美やるよ。」


俺は璃子の腕をぐいっと引っ張って、そのままベッドに押し倒してやった。


「は、ハル君……」


すぐさま上に覆い被さって、キスしてやる。


璃子はキスされると、抵抗できない体になる。


ちゅっちゅっ


唇を離しては引っ付けて、わざと音を立てる。


「つーか、お前、なにこの格好?」


掌で、璃子の胸を覆うと、むにゅっとした柔らかさを感じた。


すぐにTシャツに乳首が浮かび上がる。


「あっ…やぁん‼︎んんっ‼︎」


もう片方の手で、太ももをなぞると、璃子はベッドの上で体をくねらせた。


「俺のこと誘ってんの?」


ばっとTシャツをめくって、丸見えのおっぱいに、音を立てて吸い付いてやった。


「やだぁ…ハル君やめてぇ…」


「璃子が悪いんでしょ?こんなエロい格好して。何されても文句言えないじゃん。」


そう言って、俺は璃子の体にキスマークをつけていく。


首筋、胸、お腹、太もも。


唇が触れるたびに、璃子は体をぴくっと反応させる。


「はぁはぁ…やぁん…やめてよぉ…あんっんっ」



やめてと言いながら、璃子はいつもより興奮している。


「お前は俺のものっていう証なんだから、喜べよ。」


拓海に抱かれようと最後はお前は俺のものだから。


「ああんっ…んんっ…」


キスマーク付けられるだけで、璃子は甘い吐息を漏らす。


そんな姿に、俺はぎゅーっと璃子を抱きしめていた。


「今夜はここで一緒に寝ようか。」


「えっ?」


「ガキの頃は一緒に寝てただろ。」


「いいの?私、嬉しい‼︎」


璃子は目を輝かせて、俺に抱きついてくる。


「ハル君と一緒がいいよ。」



こういうところ、小さい頃と変わらない。


そしてそういう姿を知っているのは、俺だけの特権。


彼女と一緒に朝を迎えられるのも、今は俺だけの特権。

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