もっと♡
第1章 私とハル君
えっ……?
ベッドに腰掛けた璃子。
スカートの中に右手を入れて、左手で自分の胸を揉み上げている。
「あっん…ハル君っ……」
俺の名前?
潤んだ目。
俺が目の前に立っているのに気付いて、バッと掛け布団を首のあたりに引きずり上げる。
「お前、何してんの?」
「あの……」
プルプルと首を振って、璃子は怯えた顔をして、俺から目をそらす。
怯えたその姿。
長い睫毛が不安げな瞳にかぶさる。
「お前、俺のこと考えてそんなエロいことしてたわけ?」
たまんねーな、その不安げな顔。
俺も男だから。
ベッドにゆっくりと上がって、璃子の前に座り、掛け布団を引き剥がしてやった。
「ハル君、あのね……」
最後まで言う前に、震える璃子のふっくらとした唇を、俺はふさいでやった。
思ったより柔らかい。
あー…我慢できねー…
ゆっくりと舌を璃子の口の中に浸入させる。
「ふあっ……んっんんっ!」
璃子は一瞬、目を白黒させたが、求めるように、俺の舌に自分の舌を絡ませてきた。