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第3章 番外編*店長
「陽介くん金髪似合うよねー。俺明るいの似合わないんだー 」
南月は暇を見つけては俺にまとわりついた。
営業中も自分の指名卓で、ヘルプに着いたこともない俺を急に場内に入れたりした。
「俺のお気に入りの陽介くーん」
そう言って南月は俺を紹介する。
「二人仲いいの?」
南月を指名している綺麗なお姉さんがニッコリ笑って聞いてきた。
俺としては特別仲がいいつもりもない。
だけどここは南月の指名卓。
その上俺は場内をもらっている。
仲いいことにするのが無難か、なんて考えた一瞬の隙に南月が先に答える。
「ううんー。俺の片思いなのー」