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だけど同時に、興味のない人間には驚くほど冷たい南月は、敵を作りやすいのも事実。


なつく人と、興味のない人の線引きが、どういう風になっているのかは謎だけど


“当たり障りなく”ということができない、南月のそういう部分を俺は心のどこかで心配していたのかもしれない。



「無駄に敵とか作るなよ。いつか刺されるぞ」


「どーでもいー」


何度となく言ったところで南月はヘラっと笑うだけ。