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第3章 番外編*店長




それからの1ヶ月はあまりよく覚えていないけど、とても早かった。



南月を見ても、南月のお客さんを見ても、自分のお客さんを見ても、どこを向いても楽になれない。



何もかもが上手くいかない。
胸のモヤモヤが俺の思考に霧をかけて、考えることを止めろと訴える。


傍にいても、離れていても辛いなら、それなら俺は離れることを選ぶから、


ゆっくりゆっくり忘れてしまいたい。



あの夜のことも、
南月に対しての感情も。



 

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