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第3章 番外編*店長



「やめろ!」


俺は近づいてくる南月の唇を右手で押さえ、それを阻止した。



「…なんで?」


南月がさっきより更に不満そうに目を細めて俺を見る。


「なんでって…」


「もう前に一回してるんだからいいじゃん。なんで今日はダメなの?」


「は?」



目を丸くする俺をよそに、南月はなんてことなさそうに首を傾げる。


「お前、覚えてるの?あの時のこと…」


「…忘れるわけないじゃん。好きな人と初めてキスしたのに」




 

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