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虹色の少女

第1章 第一章 肌寒い秋

3人と約束を交わした後、鼻歌を唄いながらスキップをして自宅のアパートの前まで来た。

たしか今日はお母さんが休みだったな、と駐車場に目をやると
ちょっと古い白い中くらいの車があった。

やっぱりと思いながら、スキップをやめてアパートに入るガラス扉を開けた。

私の借りている部屋は二階なので、息を切らしながら階段をかけあがった。

夏美「ただいまー!!」

勢い良く扉を開けた私は、リュックを玄関におろし冷蔵庫を開け、麦茶を1杯飲み干した。
居るはずのお母さんを家中探すと、お母さんは自分の部屋で眠っていた。

そっと扉を開けて、「行ってきます」と静かに言ったあと、またそっと扉を閉めた。

玄関でスニーカーを中途半端に履き、自転車の鍵を握りしめて家を出た。

ガラス扉を出るとすこし肌寒いので、パーカーを取りに行こうかな、とちょっと考えながら
またスキップしながら共同駐輪場に向かった。

ガチャ

鍵の外れたちょっと大きな音。

少し小さな自転車の椅子に座り、ペダルをこぎ出した。

夏美「やっぱり、ちょっと寒いなぁ。でも、この季節の香り好きだなぁ」

そんな独り言を言いながら、約束していたM公園に向かった。



―To Be Continued

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