虞犯少年
第7章 残る意識
「好きなだけ喘げよ。気ぃ失うまでイかせてやるから」
ベッドに押し倒された私は目を瞑って身を委ねる。反抗はしない。しただけ無駄ってことは私が一番分かってる。少し乱暴に服を脱がされて嵐の手が撫でるように私に触れる。
「明日香っ…俺を見ろ」
「んぁっ…は」
「その顔見るとめちゃくちゃにしたくなる。…もっと狂えよ」
時折切なげに聞こえるそれが、心に染み込んだ。与えられる刺激に溺れて目をあけた先に見えたのは熱っぽく、私と同じ快楽に顔を歪ませる嵐。
「ここ、いい?」
「ゃっ…あぁっ!!」
「可愛い。もっとお前を味わいたい」
もう何度イかされたのかは分からない。
その低い声だけでイきそうになる。
意識が曖昧でふわふわする。言われた通り何度もイかされた。いっぱい喘いだ。なのにまだ足りないと、嵐は私を求め続ける。
「このままお前ん中にいてぇ」
繋がった体と手。
離れることは許されない。
残る意識
(心と体は正反対。)