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初めての彼女

第5章 電話

『はい。もしもし』
『もしもし。唐崎さんのお宅でしょうか?』
『はい』

受話器の向こう女性の声だった

『横山と申しますが世良君はいますか?』

横山・・・・・?

『はい。世良です』
『あっ!世良君ですか。私、深夜に傘を借りた横山詩織です』
『あっーー。はい。どもども』
『深夜の傘助かりました。ありがとうございます
傘を返そうと思って電話しました』
『はい』
『今日、返したいので時間ありますか?』
『今から出かけようとしてたので取りに行きますよ』
『そうですか!なら何処がいいかな?』


隣町の駅前のコンビニで
待ち合わせになった

電話を切ったあと
世良はじんわりと
変な汗を掻いていた

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