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初めての彼女

第6章 お礼

梅雨の晴れ間

太陽がギラギラと地上を照り付けるが
オホーツク高気圧なので
湿気は少なく爽やかな暑さの日だった


午前11時30分
駅前のコインパーキングに車を止め
コンビニにむかうと

コンビニの前に
天気に合わない黒い傘をもった
詩織が立っていた

『待ちましたか?』
『今、着いたばかりです』

世良は詩織の笑顔に
可愛いと感じた


『世良くんお昼は食べましたか?』
『まだ食べてないです』
『ならそこのファミレスに行きましょう』

世良は駅にある時計をチラッと見た

『時間ないかな?』
『14時までに行かないと行けなくて』
『時間ない?』

原西のお家は駅から
車で10分ほどの所


『ありますよ』



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