
BOXルーム
第10章 いざ脱出
のたまんは大きく息を吸った。
「まず、ヒントになった浴室だけど、普通の銭湯風の造りにしてますよね? もし、それも含めてのヒントでしたら逆に説明しやすいんですけど……」と、言うと、純化は大きく頷いた。
『粗方正解なら問題は無いわ。あなたの方が分かりやすい説明をしてくれると思うから期待するわね』
純化の言葉を聞いて、ピイコは笑いを堪えるのに必死だ。
のたまんは落ち着いて説明をはじめた。
「壁のライオン像の方がヒントになりました。さっきの男性が言った目からお湯が出る方と、口からお湯が出る方です。ただ、それだけならあんな造りのお風呂でなくてもいいんです。問題はなぜあの2つだったのか? それは目と口だったからです」
ホルモン王子はわけわかんないとばかり顔をしかめて言った。
「あんなこと言ってますよ! てか、いつ答えの説明したかなぁ?」
「いや、いいの! あの娘でよかったの。大人しく説明聞いてなさい」
ピイコはそう言い放した。
「まず、ヒントになった浴室だけど、普通の銭湯風の造りにしてますよね? もし、それも含めてのヒントでしたら逆に説明しやすいんですけど……」と、言うと、純化は大きく頷いた。
『粗方正解なら問題は無いわ。あなたの方が分かりやすい説明をしてくれると思うから期待するわね』
純化の言葉を聞いて、ピイコは笑いを堪えるのに必死だ。
のたまんは落ち着いて説明をはじめた。
「壁のライオン像の方がヒントになりました。さっきの男性が言った目からお湯が出る方と、口からお湯が出る方です。ただ、それだけならあんな造りのお風呂でなくてもいいんです。問題はなぜあの2つだったのか? それは目と口だったからです」
ホルモン王子はわけわかんないとばかり顔をしかめて言った。
「あんなこと言ってますよ! てか、いつ答えの説明したかなぁ?」
「いや、いいの! あの娘でよかったの。大人しく説明聞いてなさい」
ピイコはそう言い放した。
