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第12章 まりんと松

「もし、俺がそれを始めたら友達になってくれる?」


 松は無邪気な表情を見せてそう言った。


「え!? 変態と友達に? うわっ……ありえない」


 まりんの一言が、松の戦闘ポイントを大幅にダウンさせた。


「なんか、普通に『嫌です』て、断られた方がまだマシな気がする」


 松は拍子抜けしたのか、同じ様に階段に座り込んだ。


「嘘ですよ!! マイF申請お待ちしてます」


 まりんは悪戯っぽく笑って言った。


「よかった……部屋に残ってる三人にも後でお願いしよう。これ、ラジオで言ったらもっと増えるかも知れない」


「あ、そっか!! そんな武器持ってたんですよね!!」


「一応、ラジオDJですから」


 二人は顔を見合わせて笑った。


 松は立ち上がると、まりんの目の前に立った。


 軽く咳払いをすると、大きく息を吸った。


「さぁ、今夜も始まりましたMaTsuのオールナイトリクエスト、DJは私、最近F☆MIX始めたMaTsuです!!」



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