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BOXルーム

第3章 急展開……

「よかったぁ〜、私も我慢してたんだ」


 まりんはホッとして、両膝に手を置いた。


 五人にとってトイレの発見は大きかった。


 数分後


 各自トイレを済ませ、冷蔵庫とカーナビのある部屋に集まる。


 松の毒味により料理は安全としり、それぞれ空腹を満たした。


 カーナビには純化が出した問題が、ずっと映ったままだった。


 脱出のヒントを知りたければ、正解を導かなければならない。


「孫、あり、異変、意地、折れる、鍵、1……これに繋がる動物ってなんだよ……先に進まないよ」


 桃太郎は必死に考えるが、まったく繋がる物が見つからない。


 松が真剣に、画面を見つめながらポツリと言った。


「うん……つまり、貝だと固いとか、他界になるってことか……」


「ん? それ、どういう意味です?」と、下里が烏龍茶を手にしながら言った。


 画面の文字を示して、松は自分の思うことを話した。


「いや、それぞれの文字に『た』の字を入れてみたら、すべて違う意味になる。孫にたをつけると、たまご。ありの間にたを入れたら、当たりになる。だから、たいへん、胎児、倒れる、高木、堅気 後、イタチかな?」



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