
BOXルーム
第4章 脱出
すると、何かに気が付いたのか、桃太郎は遺体に近寄った。
「ごめん、ちょっと借りるよ」と、言うと、被せてあった毛布を剥がした。
「二人はこの部屋にいてくれ」と、るかと下里を遺体のある部屋に残し、扉を閉めた。
桃太郎は、座椅子の背もたれを最大に倒した。そして、頭から毛布を被り、板状になった座椅子を両手に持ってテーブルの上に立った。
そして、天井の蛍光灯に座椅子をぶつけて割り始めた。
ポンッ!! ポンッ!!
蛍光灯の破裂音と共に白い破片が散らばる。そして、全部割って真っ暗になると、冷蔵庫のカーナビの明りを頼りに毛布を床に敷いた。カーナビを冷蔵庫ごと持ち上げ壁を照らす。
すると、一ヶ所だけ光を反射するのが見えた。まるで、小さなレンズの様に見える。
「あったぞ!! やっぱりカメラが設置されてたんだ!!」
桃太郎が叫ぶと、隣部屋の二人が扉を開ける。
「ごめん、ちょっと借りるよ」と、言うと、被せてあった毛布を剥がした。
「二人はこの部屋にいてくれ」と、るかと下里を遺体のある部屋に残し、扉を閉めた。
桃太郎は、座椅子の背もたれを最大に倒した。そして、頭から毛布を被り、板状になった座椅子を両手に持ってテーブルの上に立った。
そして、天井の蛍光灯に座椅子をぶつけて割り始めた。
ポンッ!! ポンッ!!
蛍光灯の破裂音と共に白い破片が散らばる。そして、全部割って真っ暗になると、冷蔵庫のカーナビの明りを頼りに毛布を床に敷いた。カーナビを冷蔵庫ごと持ち上げ壁を照らす。
すると、一ヶ所だけ光を反射するのが見えた。まるで、小さなレンズの様に見える。
「あったぞ!! やっぱりカメラが設置されてたんだ!!」
桃太郎が叫ぶと、隣部屋の二人が扉を開ける。
