
涙が出そうになるくらいに。
第2章 決意と覚悟
かちゃりと音を立てて開く扉。
アリスさんはすぐ横に立っていた。
「お、お待たせしました...。」
あのときアリスさんの雰囲気は変わっていた...
わたしのこと嫌いになってしまったのだろうか...。
「あら...やっぱり似合うわね。」
にっこりと微笑むアリスさんを見て、私の不安は消えてしまった。
「あ、ありがとうございます...。」
私も一生懸命笑って返した。
「それじゃあ...行きましょう。案内するわ。ついてきて。」
スタスタと歩いていくアリスさんの後ろをパタパタと追いかけていく。
随分と長い廊下だ...。
高そうな花瓶に、大きな窓。
きっとお金持ちなんだろうな...と。貸してもらったふわふわのドレスを見ながら思った。
と、大きな扉の前にアリスさんが止まった。
「あの...ここは...?」
恐る恐る尋ねると、
「あなたの働いてもらう場所よ...?さぁ開くわよ...。」
大きな扉が開くと見えたものはずらりと、並ぶ変な機械だとか、変なもの。
その真ん中には大きなダブルベッド...。
よく棚に乗っているものに目を向けると、手錠とかそんな物騒なものとかで...。
「こ、ここで働くって...?」
不安になりアリスさんの方を向くと、
「Ωであるあなたには、αである人間のご奉仕をする仕事をしてもらうわ。αにもなれることが出来ると思うの。」
ご奉仕...?
嫌な予感がする...。
「あ、あのそれって...」
「そう...枕仕事...かしら?」
一瞬にして身体が震える。
「い、嫌ですっっ!!こ、こんなの...私には出来ないですっ...それにαの相手...!?怖いですっ!!」
私が叫ぶと、アリスさんは冷たい目をしてこちらを見た。
「克服したくないの...?それに...首輪は外さないで大丈夫だから。できるわね?Ωちゃん?」
「っ!?」
嫌だと思っているのに、アリスさんのお願いはなんだか断れない。
まるでその瞳に強制されているかのような感覚に陥る。
「わ...わかりました...で...でき...ます...。」
あぁ断れない。そんな目で見られてしまったら...私は...。
「そう...いい子...」
下を向いたわたしの頭を撫でながらアリスさんは、笑ってくれた。
あぁよかった。笑ってくれた。
アリスさんはすぐ横に立っていた。
「お、お待たせしました...。」
あのときアリスさんの雰囲気は変わっていた...
わたしのこと嫌いになってしまったのだろうか...。
「あら...やっぱり似合うわね。」
にっこりと微笑むアリスさんを見て、私の不安は消えてしまった。
「あ、ありがとうございます...。」
私も一生懸命笑って返した。
「それじゃあ...行きましょう。案内するわ。ついてきて。」
スタスタと歩いていくアリスさんの後ろをパタパタと追いかけていく。
随分と長い廊下だ...。
高そうな花瓶に、大きな窓。
きっとお金持ちなんだろうな...と。貸してもらったふわふわのドレスを見ながら思った。
と、大きな扉の前にアリスさんが止まった。
「あの...ここは...?」
恐る恐る尋ねると、
「あなたの働いてもらう場所よ...?さぁ開くわよ...。」
大きな扉が開くと見えたものはずらりと、並ぶ変な機械だとか、変なもの。
その真ん中には大きなダブルベッド...。
よく棚に乗っているものに目を向けると、手錠とかそんな物騒なものとかで...。
「こ、ここで働くって...?」
不安になりアリスさんの方を向くと、
「Ωであるあなたには、αである人間のご奉仕をする仕事をしてもらうわ。αにもなれることが出来ると思うの。」
ご奉仕...?
嫌な予感がする...。
「あ、あのそれって...」
「そう...枕仕事...かしら?」
一瞬にして身体が震える。
「い、嫌ですっっ!!こ、こんなの...私には出来ないですっ...それにαの相手...!?怖いですっ!!」
私が叫ぶと、アリスさんは冷たい目をしてこちらを見た。
「克服したくないの...?それに...首輪は外さないで大丈夫だから。できるわね?Ωちゃん?」
「っ!?」
嫌だと思っているのに、アリスさんのお願いはなんだか断れない。
まるでその瞳に強制されているかのような感覚に陥る。
「わ...わかりました...で...でき...ます...。」
あぁ断れない。そんな目で見られてしまったら...私は...。
「そう...いい子...」
下を向いたわたしの頭を撫でながらアリスさんは、笑ってくれた。
あぁよかった。笑ってくれた。
