続・あなたの色に染められて
第4章 夏祭り
『…んっ…ンッ…。』
腰の後ろに手をつき 唇を噛んで すがるように俺の瞳を見つめるコイツ。
ゆっくり 浅く慣らすように腰を沈め 今にも泣き出しそうな瞳に唇を落とした。
『下見てみ。よく見えるから。』
恥ずかしがって滅多に明るいところでヤらせてくれない璃子に繋がった部分を見せると
『ヤだ。』
頬を染めて顔を背けるから 右手を掴んでその場所に添えさせた。
『な?俺たち繋がってるんだ。』
白くて小さな璃子の体にもともと地黒で背の高いオレ。
『久しぶりに我慢できないほど嫉妬したよ。』
端から見たら犯してるようにも見えるんじゃねぇかってぐらい アンバランスな俺たちだけど
『アイツと仲良く花火見るんだなと思ったら気付いたら走ってた。』
『…京介。』
璃子は俺の頬に手を添えて苦しそうに微笑んで
『おまえはオレのものだからな。』
『…はい。』
『俺だけのものだからな。』
頬に添えていた手が首に廻ると 璃子は俺の首に頬を埋めて
『ずっと京介さんだけの…ものです。』
突き続ける腰に酔いしれながら吐息混じりに伝えた。
抱き合うことで体のすべてが重なると 俺は奥深くに自身を沈めた。
跳ねる体と乱れる吐息に俺の理性が飛ぶ瞬間
『京介…。』
『ん?』
璃子は俺の耳元で
『キライにならないでね?』
『まだ 気にしてんの?』
『ううん…たぶん…んハァ……私…おかしくなるから。』
璃子はしがみつくとさらにナカをグッと締め付けて俺の顔を歪めさせる。
『むしろ大歓迎だって。』
腰を引き寄せ いつもはこの体格差のせいで届かないさらに奥の奥へと身を沈めて
『へばんなよ?』
小さな体を壊さないように腰を打ち付ける。
ヒクヒクと璃子のナカが波打って自身を困らせるから
『うッ…締め付けんなって。』
『…もう……ダメ…。』
『一回イクか?』
返事をする代わりに俺の唇を求めると あっという間に内腿や爪先に力を入れ体を震わせた。
汗で頬に張り付いた髪を耳にかけ額にキスを落とすと
『…おかしくなっちゃうよ。』
『だから なれって。』
止まることのない俺の腰に苦しそうに吐息を漏らして
『みっともないぐらい乱れてみろって。』
唇に噛みつけば 璃子は俺の後頭部に手を廻して応えてくれる。
今日は寝かせてやれるかな?
…まず 無理だろうな。