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想うこと。

第2章 第1章


『何が望みなの』


『そうですね、俺が飽きるまで抱かれてください。
抱かれるのは、俺が連絡してきた日だけでいいですよ』


『海東君がそういう人だったなんて知らなかったよ』


『そうですか?
これからよろしくお願いしますね、佳苗さん』


あの日を境に、海東君は私のことを名前で呼ぶようになった。

それはみんなの前であっても。


もちろん最初は女子社員の視線がビシビシきていたが
今はそれすらも慣れた。





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