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想うこと。

第2章 第1章


『ちょっ…何する、の…!』


肩で息をする私と比べて、余裕のある表情を浮かべている海東君に少しだけ腹が立つ。

私の上からそっとおりて、自分のスマホを取って
私の顔の前に画面を見せてきた。


そこには海東君の腕に身を預け、すやすやと寝ている私の写真があった。

この写真は、私の顔ははっきりと写っているが
誰の腕で寝ているかわからない。


『これ、会社にばら撒いたらどうなりますかね』




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