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想うこと。

第3章 第2章


私たちの近くを通り過ぎていく女子社員は
こちらをチラチラ見ている。

目立つので私は早く帰りたいんだけど…。


「そちらの彼女は、未奈ちゃんのお友達?」


「あ、はい。私の1番の友達の佳苗です」

未奈に『1番の友達』と言われて、頬が緩む。


「よろしくね。俺は悠人です」


「…よろしくお願いします」


「この後 未奈ちゃんと食事行こうと思ってたんだけど
佳苗さんもどう?」


「え、いや…私はもう帰りますので…」




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