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想うこと。

第3章 第2章


こいつ何勘違いしてるんだよ、って感じだよね…。


早く駅に着かないかな…。

この沈黙が辛いんだけど、
何か私から話をした方がいいのかな。


「あんた、電車はどっち方面なの」


「え、あ…右回りの方ですけど…」


急に話しかけられて、驚いた。


「そう」


そう言って、私と同じ道を行こうとするイケメンさん。


あれ、この人も私と同じ方面だったのかな。

でも、そうしたらなんで今聞いたんだろう。



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