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イン・ザ・ルーム

第1章 ルージュ

Nside



貴女の真紅のルージュ。


此処を去っても尚、
俺のシャツにはその痕が残っている。


彼女には家庭がある、 そんなの分かっている事。


旦那は大企業の社長 。


彼女は社長夫人。


その強気で欲しい物何でも持っている欲張りな貴女は、ある日突然俺の前に現れた。


出会った頃は人妻なんて知らなかった。


いつも、年上の女にするように、軽く甘え媚びて


ホテルまで連れてって。


抱いて捨てるつもりだった。だってナンパだから。


彼女の方から視線を送ってきたからすぐに落ちると思って。


すぐに落ちる女を、捨てるのはいつもの事だったのに、 彼女は他の女なんかよりもずっと、ずっとずっとずっと艶やかで。


長い黒髪のストレート。


豊かな胸。


締まったくびれ。


綺麗な尻。


切れ長の目。


通った鼻筋。



綺麗だった。





しかも


その人妻は俺の務める会社の社長の妻だった。

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