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イン・ザ・ルーム

第2章 染まりたい

N side

貴女があの日 いつもより濡れていた理由。

其れはあの高級靴の男と会っていたからなのか。

高級靴の男とは即ち、 櫻井の事で。



「 まあ …落ち着きなって。」


あれから俺らは 会社を出て駅前のカフェで話し込んだ。



「落ち着けるわけないでしょうが 、 自分と不倫してる女が他の男とも不倫してるんだぜ?普通に考えても絶対やばい。」


「日本語おかしくなってるけど 。」


潤君にひたすらぶちまけて


潤君はそれを大人しく聞いている。


「…ごめん、帰りたいよね、帰ろっか。」


「 あー、いや、別にいいよ 。落ち着くまで話聞くわ。」



どこまで優しい男なのだろうか。


潤君本当にごめん。





ナンパして 貴女と出会って


それがたまたま社長の奥さんで。


そして他の男とも不倫 ?


あの女は 何者なんだろう。


今まで見てきた貴女は何だったのだろう。





そんな事を考えながら 俺は潤君と一緒に帰った。
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