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イン・ザ・ルーム

第2章 染まりたい

S side



「 …そろそろ 、 行かなきゃ 。 約束してる人が居るの。」


どうして貴女はそうやって、いいところで逃げようとするのだろう。


「 …待って 。 百合さん。」


「 どうしても空けられない用なの 。 」


「 …… はい。」






貴女はいつでも 他の男を匂わせる行動をする。


" 翔君が1番 " そう言うのとは裏腹に


"貴方だけじゃないのよ"と言うみたいに、


俺と一定の距離を保つ。


「いってらっしゃいませ 。」



_______ 貴女は社長室を出た。


その数分後 、俺も電気を消してその部屋を後にした。



手に残る貴女の香水の香りを煙草でかき消しながらも


貴女の事を思う。

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