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愛してるのに,愛せない

第1章 始まり

((與side))








「真司郎おきてー!!!遅刻するで!!!」







姉のかん高い声が響く







「まだええやんー,ねむいわー.」







「いいからはよおき!!!」







姉に強く言われしぶしぶ起きた.







今日から新学期だ.







((去年の今頃は不安だらけやったなー))







そんなことを考えながらパンを頬張る






「真司郎,もーすぐ秀太くん迎えにくるよ??」






そばに置いていたスマホで時間を確認する







「え!!!もうこんな時間や!!!行ってくるわ!!!」







俺は勢いよく外へ飛び出した.

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