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愛してるのに,愛せない

第2章 HR研修

((日高side))





千晃はベットで寝ているようだった








きっと1人で泣いてるのだろう








静かに部屋に入ると








案の定,千晃は泣いていた








涙ふいてやりたい








抱きしめてやりたい








俺はその一心だった








「ちあき…かおみせて…」








俺がそう話しかけると








ちあきはゆっくりと顔を起こした








ただでさえ晴れていた目が








赤く充血していた








部屋着の袖は涙で濡れていた








俺は思わず千晃を抱きしめた








「だっちゃん…もう…だめだよ…」








泣きながらそう話す千晃








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