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それでもあなたが好きなんだ

第3章 クラス〜仄かな優しさ〜🌸

「おっ、おかえり、優樹菜」
私が教室に戻ったのは、呼ばれてから約一時間経ってからだった。
七実は、一人、クラスで作業をしていた。
「他のみんなは?」
「なんか、遊びに行っちゃった…」
また、サボりか…
これでまた、私の仕事が増えた…
「はぁー…」
私は、深いため息をついた。
七実は、心配そうな顔で私を見た…
そんなに見るなよ!
醜い顔を見ても、なんもないぞ!
そんな風に思った…。

「優樹菜、疲れてる?腕とか、重いもの持っていたいんじゃない?大丈夫?マッサージしてあげる!」
七実が、私にそーいって、私の腕をもみ始めた。
少し痛いようで痛くない。
あったかい、七実の体温が伝わってくる。
心配性の七実は、本当に本当に、優しい。
だから私は、七実が大好き💕
めっちゃ好きなんよ!

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