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それでもあなたが好きなんだ

第3章 クラス〜仄かな優しさ〜🌸

その時、
ガラッ!
っと扉が開いた。
「おつかれー!」
みんなが帰ってきた…
みんなが一斉に席に着く。
その5分後、ショートホームルームが始まった。
「みんな、今日、放課後、文化祭の準備をしたいと思うんだけど、残ってやっていける?」
私は、その時間を借りて、応援を呼びかける。
でも、みんな、嫌がってやってくれない。
「優樹菜が一人でやればよくね?」
「人巻き込むなよ!」
次々と上がる、みんなの声…
やっぱ、私がやるのか…
「やっぱ、なんでもない。私、一人でやるわ笑笑」
そーいうと後ろから、トントンっと肩をノックされた…
「ん?何?どーしたの?」
七実がすごい険しい顔をして私を見てる。
やばい、こりゃ、怒ってるな…
不意にそー感じた。
「優樹菜さ、なんでそんなに、抱え込むの?
なんで何も言わないの?なんでそんなに、優しいの?
もっと言えばいいのに、なんで言わないの?」
「別に、抱え込んでないし、それに、七実に私の何がわかるの?」
つい、対抗してしまった
「ぜんぶは、わからないけど、少しならわかるから」
そーだったよ…
私のこと一番わかってくれてたのは、七実だったね。
七実…
「みんなさ、文化祭、出るんでしょ?
出し物やるんでしょ?なのになんで協力できないの?優樹菜、私も手伝うよ!」
七実は、そう私と、みんなに言った…
七実…ありがとう
そんな、七実がとても、かけがえのない存在に、再び思えた…
その後、みんなも手伝ってくれて、早く、帰れたんだ😁

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