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修練の鏡と精霊の大地

第4章 穴

 2日後……


 落ち着いた四人は、街を出ることにした。


 結界のロープの修復を待ち、怪物が乱入すると四人で退治にかかることを繰り返し、ようやく本格的な旅に出る形となった。


 それぞれ防具を買い揃え、軽量で防御率の高い物を揃えた。


 コウヤと球也は革にくさりかたびらを巻いた鎧に、鞣し革のズボン。ダイヤモンドに近い石で作られたヘルメットを装着。手には強度のあるアクリルの盾を手にした。


 純化と莉子は、この世界にしかないと言う素材の、軟らかくて軽い鉛のカラーのレディースの胴着と、革のパンツにマント。



 たが、思っていたことと違うのは、今まで着ていた物は売ることが出来ないってことだ。


「ちょっと、普通は買い取るでしょっ!!」と莉子がクレームをつける。


「その普通は、何を根拠に言うとるのじゃっ!!」


 と言った、店の主人とのやり取りがあり、結局はただの荷物となる。


「次の街に行けば荷物を減らせる何かがあるだろ」とコウヤが言うと、不機嫌な表情を見せるものが一人いた。


「なんで僕が荷物持ちなんですか?」


 球也は愚痴をこぼす。


「この状態で、怪物が出たら俺と桃尻娘ですぐに対応する。その間、次の街までは荷物当番を頼む」



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