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修練の鏡と精霊の大地

第4章 穴

 コウヤは気を失っており、ピクリとも動かない。それに装備している物はすでに焼け焦げ、ボロボロになっていた。


 だが、薬のおかげか顔も皮膚も、焦げた髪の毛も綺麗に戻っていった。


 三人でコウヤを担ぎ上げ、5メートルほど離した。


「はい、離しましたよ」と純化が言った。



『パカーーーッン』


 突然、凍ったゼラチナスオイルキューブが粉々に砕け散った。


「うわぁーーっ!!」


 三人は驚いて、後ろにひっくり返る。



 周りは粉々に砕けた、ゼラチナスオイルキューブが散乱していた。


 そこにはすでに声の主の姿はなく、三人はただその場に居座るだけだった。











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