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修練の鏡と精霊の大地

第12章 光と虹の橋

 パラシュートと間違えて、ランドセルを背負って飛び降りるスカイダイビングほどの危険性があるこの橋に、自分は最後まで歩いて行けるのか?


 いろんな思いが、勇樹の頭の中をめぐる。


 だが、それをすべて押し殺しながら、歩かなければ進まない。


 進まなければ答えはでない。


 一歩ずつ普通に橋を渡るつもりで歩いた。


「おおーーい!!」


 かなり下から声がした。


 その声は、ユングだ。


「おおーーい、みんなぁーっ!! その橋は、かなりむこうまで続いてるからぁーー!! 落ちないように気をつけてなぁーー!!」


「余計に怖いわバカ野郎!!」












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