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修練の鏡と精霊の大地

第2章 物語の扉

 靴は柔らかい革で作られた、歩きやすく疲れやすそうなものだ。


「つまり、レベル1の定番装備ってわけやな、て、事はモンスター倒して金稼いで……面倒やな」


 気分はRPGの主人公だ。


「あれ? 武器が無いで……後でくれるんかな? 木の棒か果物ナイフかそんなんやろなぁ。まさか、素手ってことないやろ」


 すると、様子を見に来たチムキが声をかける。


「その濡れた服は乾燥機にかけときますので……」


「一気に近代的やん!!」









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