
修練の鏡と精霊の大地
第3章 冒険の旅へ
準備が出来た球也は、ヌカーの元に戻る。
「おおぉ……立派ですぞ勇者様」
「いや、それほどでもないっしょ……まあ、序盤はこんな布の服が定番なんでしょうけど……」
「それは布ではなく、柔らかくてしっかりした紙製の服ですぞ」
「ランク低すぎっしょっ!! 攻撃一発でクラッシュじゃないの!?」
ダメだ話にならない……落胆した球也をよそに、ヌカーは竹で編んだ長細い箱を出した。
「戦には武器が必要になる。これを持って行くが良い」
「おっ!? 武器!!」
ある程度の長さがある。ひょっとしたら、中の低ぐらいの鋼の剣辺りが出るかもしれないと、球也は期待した。
ヌカーはフタを開けた。
「あ、でもな……竹槍ってのもあるしな」
球也は期待せずに覗きこむ。
銀色に輝くそれは、刃が尖り、つかには青く四角い石が埋められている。
「これは、我が村に伝わる、伝説の勇者の剣ですじゃ」
「期待以上すぎるもんが出た!! レベル1で、一気にレベル80くらいじゃん! なにこの服と剣の差の違い!?」
ここで登場するもんじゃないだろ……そう思いながら、ズシッとくる伝説の剣をその手に受けた。
「まあ、古い剣で、普段は封筒を開ける時以外は使ってなかったもので、多少刃こぼれはしてるかもですが……」
「アカンやん」
「おおぉ……立派ですぞ勇者様」
「いや、それほどでもないっしょ……まあ、序盤はこんな布の服が定番なんでしょうけど……」
「それは布ではなく、柔らかくてしっかりした紙製の服ですぞ」
「ランク低すぎっしょっ!! 攻撃一発でクラッシュじゃないの!?」
ダメだ話にならない……落胆した球也をよそに、ヌカーは竹で編んだ長細い箱を出した。
「戦には武器が必要になる。これを持って行くが良い」
「おっ!? 武器!!」
ある程度の長さがある。ひょっとしたら、中の低ぐらいの鋼の剣辺りが出るかもしれないと、球也は期待した。
ヌカーはフタを開けた。
「あ、でもな……竹槍ってのもあるしな」
球也は期待せずに覗きこむ。
銀色に輝くそれは、刃が尖り、つかには青く四角い石が埋められている。
「これは、我が村に伝わる、伝説の勇者の剣ですじゃ」
「期待以上すぎるもんが出た!! レベル1で、一気にレベル80くらいじゃん! なにこの服と剣の差の違い!?」
ここで登場するもんじゃないだろ……そう思いながら、ズシッとくる伝説の剣をその手に受けた。
「まあ、古い剣で、普段は封筒を開ける時以外は使ってなかったもので、多少刃こぼれはしてるかもですが……」
「アカンやん」
